3月の末にご依頼いただきました、抹茶茶碗の修理を成田先生にお願いし、先週完成いたしました。
佐渡の「無名異焼」と言うそうです。2歳のお孫さんがあたって割れちゃった様です。
こんなに素敵な表情に生まれ変わりました。
素敵なお茶碗に出会えたこと、成田先生の美しい繕い見ることが出来たこと、静かに感動しております。
撮影後、お客様に無事お渡しすることが出来ました。
お客様の表情を思い出し、嬉しくて。嬉しくて。器を繕う事は、ただ割れたものをくっつけるだけではありません。
言葉にはなりませんが、心が喜びでいっぱいになる感覚。
先生は「自分と同じ年の頃の人がこのお茶わんを作っている」と感じ、力が入った様です。
先生のその感覚。優しさと強さに溢れている。