「私たちは、発展するために生まれてきたのではない。幸せになるために地球にやってきたんだ」とペペさん。本当にそうなんですよね。
あたり前の事なのに忘れてしまっているんだね。物が溢れ、物に操られてる様にも感じる。
今の時代、競争や比較の目の中にいるからでしょうか・・・?
「もっと、もっと、もっと・・・」とドンドン自分で自分のハードルを上げている様に思います。
ハードルが上がると自分の事が褒められなくなるし、許せなくなる。そんな風に感じるんですよね

生活の一つ一つを自分に問いかけてみること・・・・大切ですね。
以前、坂野さんの個展をした時の作家の言葉が思い出されました。
「力任せにねじ伏せることの限界。その先には何もないことを知っている。最初から力を抜くのではなく、力任せでないことに気づくことが大切なんです」と。
「合理的に・・・」とか「早く」・・・とか「大量に・・・」とかそんな空気が強い今の時代ですが、遠回りでもゆっくりじっくり自分の心に納得して作られた作品こそが人の心を豊かにしてくれるのではないでしょうか。
お月さまのあかりくらいで眺めるのが一番美しい坂野さんの器。
堂々と美しい
